歯周治療

歯周病治療の症例

歯周病は、細菌による感染症です。
歯周病の発症や進行には患者さんの生活習慣が大いに影響する為、糖尿病や高血圧症と同じ生活習慣病と考えられています。毎日のブラッシング、食生活、ストレス、喫煙などによって、病状の進行は大いに影響を受けます。
ただの感染症であれば抗菌剤等で細菌を駆除すれば治るわけですが、歯周病の治療には生活習慣の改善が不可欠です。
当院では、衛生士の担当制にすることで、より患者さんの身近な存在として生活習慣の改善をお手伝いさせて頂いております。

このコーナーでは、患者さんのご好意により、初診から現在に至るまでの担当衛生士の業務記録をご紹介させて頂いております。
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Case:侵襲性歯周炎の治療 =非外科=(New)

【名前】K・Hさん(女性)
【生年】1967年
【既往歴・現病歴】なし
【初診日】2008年9月10日
【主訴】奥歯が痛む。下の前歯がグラグラする。
【所見】
全顎的にプラークコントロール不良で多量の歯石が沈着し、多数歯にわたり動揺がみられ、強い口臭も確認できた。また、前歯部はフレアーアウトしている。治療の経験は少なく、カリエスリスクは低いものの、年齢の割に歯周病がかなり進行している事から、侵襲性歯周炎に罹患している事が予想された。歯周病に対する知識・自覚共ほとんどない。
また、口呼吸があり唾液量の減少からか、口唇の乾燥も顕著にみられる。