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歯周治療

Case 03:サリバテスト

患者さんデータ

【名前】K.Tさん(女性)
【生年月日】1940年9月15日
【既往歴・現病歴】なし
【初診日】2001年4月23日
【主訴】左下の金属が1年前にとれた。
【パーソナルデータ】
歯磨き習慣:1日3回 1~2分程度 歯ブラシのみ使用 非喫煙者

初診時の口腔写真と検査結果

口腔写真と検査結果

残根状態で残っていた歯牙は歯肉縁下まで及んだカリエスにより保存不可能な状態。
下顎臼歯部は右下のブリッジを残して残根、また、上顎臼歯部は欠損していたため左右の咬合支持がなく、前歯部にフレアーアウトが見られる。
プラークコントロール不良による歯肉の発赤、腫脹、2次カリエス(二次齲蝕)の状況から、初期治療と平行してサリバテストの実施。
前歯の審美回復のため仮歯の製作と咀嚼障害改善のため仮義歯の製作を開始。


カウンセリング

●全顎歯周外科(一部再生療法)
フレアーアウト改善のために矯正治療
●臼歯の咬合支持を得るためにインプラント治療
・下顎はインプラント埋入とGBR
・上顎はサイナスリフトとインプラント埋入
・下顎のインプラント治療は同意を得られたが上顎の埋入に必要なサイナスリフトに関しては同意を得られず上顎は部分床義歯を希望。


サリバテスト 1回目

唾液量 4.3ml/5分
緩衝能 緑(スコア2)
MS菌 500.000/ml(スコア2)
LB菌 100.000/ml(スコア2)
フッ素 歯磨剤のみ(スコア2)
プラーク (スコア2~3)
飲食回数 1日4~5回(スコア1~2)
全身疾患 なし

※結果:う蝕に対し高リスクであり、全ての項目を見直す必要有り


インプラント埋入~初期治療終了後(初診から約5ヵ月)

2001年12月 46・47:インプラント1次手術とGBR
2002年6月 46・47:インプラント2次手術、同時にレジンプロビジョナル装着
2022年12月 34~37:インプラント1次手術とGBR
2003年1月 32~43:ワイヤー固定 GTR(骨再生療法)
2003年2月 13~23:CTG
2003年7月 34~37:インプラント2次手術
2003年8月 34~37:レジンプロビジョナル装着
2003年10月 35~45:ブラケット装着 矯正治療開始
2004年2月 32~44:CTG


最終補綴後の口腔写真と検査結果

メンテナンス
 ・プロフェッショナルケア
 ・細菌数を減らす為キシリトール配合歯磨剤の使用
 ・飲食時間を注意
 ・医院では1ヵ月ごとのPMTCとフッ素塗布

【メンテナンス中の管理注意点】
1.プラークコントロールのチェック
3.下顎前歯の固定
4.義歯の咬合、顎堤と夜間装着状況
5.セルフケアの継続維持

メンテナンス時の口腔写真と検査結果
口腔写真と検査結果

サリバテスト2回目

唾液量 6.0ml/5分
緩衝能 ゆっくり青(スコア1)
MS菌 0/ml(スコア0)
LB菌 100.000/ml(スコア2)
フッ素 歯磨剤&フッ素塗布
プラーク (スコア1)
飲食回数 1日4~5回(スコア1~スコア2)
全身疾患 なし

※結果:全体的に改善されてきたがLB菌のみ変化が全く表れない

メンテナンス
・あらためて義歯洗浄剤とフッ化ジェルのご紹介
・継続管理の必要性を再説明
・3ヵ月メンテナンスで経過観察


患者さん本人の言葉

以前お世話になった父の勧めで、たかつち歯科医院に通院し8年目になります。
当初は外れてしまってだめになった奥歯の治療をお願いしたのですが、虫歯がひどく歯を抜かなければなりませんでした。他に歯茎の状態も悪く、抜けた奥歯の治療と歯周病の治療をしていただく事になり、奥歯は単純に入れ歯を入れて頂くつもりでしたが、当時まだ耳慣れないインプラントを入れて頂き、治療期間は長くなりましたが全く違和感もなく結果に大変満足しています。
又、唾液検査により元々虫歯になりやすかった体質であったことも分かり、今では3ヵ月ごとの定期健診で歯周病と虫歯のチェックを受けています。
今後も先生、担当の衛生士さん宜しくお願いいたします。


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